行動センシングシステムの開発
製造業などの生産過程における作業者の行動センシングについて、データ取得から解析を行うシステムを開発させていただきました。Beaconを利用した位置情報を元に作業者の行動分析を行い、プラント設計のための重要なデータ解析が実現出来るようになります。作業者のデバイスとしてはデータ取得と、位置情報を元にした作業指示情報を生産管理システムと連携するため、スマートフォンアプリケーション(一部のウェアラブルデバイス対応)として開発しました。本プロジェクトについては、企画段階から技術コンサルとして参画し、開発および運用保守まで継続して対応させていただきました。
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課題・お客様からの要望
生産管理を行っているお客様とって付加価値となるようなサービスを提供したい、そこで行動センシング情報を解析して提供するような仕組みを実現したい、というご要望をいただきまして企画段階から参画させていただきました。
ポイント
一概に行動センシングと言っても、行動データとして何を取得するか、取得したデータをどのようにセンター側に送信して集計するか、集計したデータをどのように解析してビジュアライズ(可視化)するか、などをポイントごとに整理をすることが必要です。お客様が創りたいシステムのイメージを一緒に共有することに重点をおいて進めてまいりました。
解決方法
この解析システムを実現し、生産現場での業務効率化や安心安全な作業環境を実現するためにはどのようにするべきか? という課題に対して、初期段階ではコンサルテーションを行い報告書をまとめさせていただきました。このコンサルテーションフェーズで、システム化の方法や範囲についても整理することができ、その後の開発要件もお客様との認識違いなどもなく進めることが出来たと考えています。
導入効果
Beaconを利用した位置情報の把握だけでなく、生産管理システムと連動して作業指示や実績の管理ができるシステムとしてエンドユーザ様にご利用いただいております。プラント開発を行う上での重要なデータであり、またシステム運用後のPDCAサイクルを回す中での効果測定データとしても利用されています。