AWS内製化支援サービスによる技術支援プロジェクト – 学校法人三輪田学園
三輪田学園様はこれまで校内システムに対して継続的にITサービスへの投資を行い、ファイルサーバやメールサーバ、ADサーバなどを構築してきました。また、時代の流れに合わせて、これらのシステムをアマゾン ウェブ サービス(AWS)やSaaS等のクラウドサービスと併用し、より効果的に利用する取り組みも進められています。これらの取り組みに関する技術支援についてフォージビジョンの内製化支援サービスをご選択いただきました。
- プロジェクト名・製品名
- AWS内製化支援サービスによる技術支援プロジェクト – 学校法人三輪田学園
- 商品公式サイトURL
- https://www.miwada.ac.jp/
- クライアント
- 学校法人三輪田学園
- 技術
- AWS
- 担当範囲
- AWS内製化支援
- メンバー
- AWS内製化支援チーム
- カテゴリ
- 内製化・自走化支援
- タグ
- #AWS #内製化支援サービス
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インタビュー
お客様情報
- 会社名・ご担当者氏名
-
三輪田学園 ICTデジタル部 多田 隆
三輪田学園 技術・情報科 佐藤 仁美
- 代表・所在地
学校法人三輪田学園 校長 塩見 牧雄
本校所在地
〒102-0073 東京都千代田区九段北3-3-15
TEL:03-3263-7801 FAX:03-3239-8270
- Webサイト
- https://www.miwada.ac.jp/
貴校の教育方針や他校と異なる施策や注力している分野についてお聞かせください
誠のほかに道なし
三輪田教育で最も大切にされているのは、「誠実であること」。
校歌の中にも歌われている「誠のほかに道なし」を常に念頭に置き、一日一日を充実して過ごすことが、「道=人間の正しい生き方」を実践することになり、「徳才兼備」の女性に一歩ずつ近づいていく、と三輪田眞佐子は教えています。
生きるための「盾」と「矛」を使いこなす教育
生きていく上で必要となる力を身に付けることが最も重要と考えています。
変化の激しい時代に突入し、自分の歩む道の先に大きな壁が立ちはだかったとしても、「使える英語」と「ICTスキル」があれば自分を助ける力になります。自分の人生を切り拓いていくために必要な道具を持てるよう、これらをしっかり身に付けるカリキュラムを組んでいます。
そして「盾」に対する「矛」の部分も必要です。英語とICTを身に付けることで、今度は「英語で何を喋るの?」「ICTを使って何を創造するの?」といった中身が必要になってきます。その中身を育むための学びが、本校独自の教育である読書授業、卒論、哲学対話、探究学習です。生徒たちが「得意」「好き」を見つけ、学びへの意欲を高めていけるような多彩な授業で「ワクワクする学び」を実現します。
困難を乗り越えるための「盾」、幸せになるための「矛」。
この2つを活かして道を切り拓いていくのが三輪田生です。
内製化支援サービスをご希望されるにあたって、当初感じられていた「課題」や「悩み」について教えてください
これまで、校内のシステムに対して継続的にITサービスへの投資を行い、ファイルサーバやメールサーバ、ADサーバなどを構築してきました。また、時代の流れに合わせて、これらのシステムをクラウドサービスやAWSと併用し、より効果的に利用する取り組みも進めてきました。
これらの対応については自分たちの知識を活かして行っていましたが、その内容を確認し、相談できる相手を探していました。
内製化支援サービスをご希望された「きっかけ」や「背景」について教えてください
実際に私たちがITサービスの準備や移行を進めるにあたり、AWSの移行に関するドキュメント、ホワイトペーパー、ベストプラクティスを確認しながら作業を行ってきました。しかし、これらの内容の正確さを確認し、相談できる相手を探していたことがきっかけでした。
その際、フォージビジョン社の無料技術相談サービスを依頼したところ、いくつかの改善点が見つかりました。改善点が見つかるたびに、その都度対応を行い、これらのプロセスを繰り返すことで自分たちの知識が蓄積され、最終的には内製化につながると考えています。このような理由から、AWS内製化支援サービスを採用させていただきました。
内製化支援サービスの支援を受けた「結果」や「導入効果」および「成果」について教えてください
今回、フォージビジョン社のご支援により、私たちが利用しているAWSインフラにおいていくつかの改善ポイントが明確になりました。
フォージビジョン社は、AWSが提唱するAWS Well-Architected フレームワークの「6つの柱(運用効率、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス効率、コスト最適化、持続可能性)」に基づき、幅広い視点から徹底的な調査を実施してくださいました。この調査によって、私たちのシステムの改善点が具体的に洗い出され、それぞれのポイントについて詳細な評価が行われました。
さらに、フォージビジョン社はこれらの改善ポイントに対して、内製で改善するために対応の優先順位を「高」「中」「低」の三段階で評価していただきました。これにより、今後取り組むべき具体的なアクションプランを明確に理解することができました。この評価のおかげで、最も重要な課題から順に計画的に対応を進めることができ、リソースの効率的な配分が実現できると考えています。
内製化支援サービスの支援を受けて、「今後の取り組み」について教えてください。
内製化支援サービスを通じて、今後取り組むべき方針を詳しく教えていただきました。これからは、いただいた方針に基づき、改善事項を「高」「中」「低」の優先度に従って順次対応していきます。それぞれの改善事項については、フォージビジョン社と並走しながら具体的な対応策を実施する予定です。
この取り組みにより、IT部門と校内の利用者の両方の視点から、クラウドサービスの利用に関するナレッジの蓄積と利用促進が進むと考えています。具体的には、IT部門は最新の技術やベストプラクティスを取り入れ、システムの効率化と安全性の向上を図ることができ、校内の利用者にとってはクラウドサービスをより効果的に活用できる環境が整います。結果として、クラウドサービスの利用が全体的に活性化し、校内全体のITリテラシーが向上することを期待しています。
その他、貴校よりメッセージ、今後についてございましたらお聞かせください。
本校も校舎改築後10年が経過しており、学内のネットワークやそれに伴う機器の老朽化が進んでいる状況です。
2024年文部科学省より、高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)の立ち上げがございました。
本校では学内のICT機器やネットワーク機器の老朽化もあり、今回DXハイスクールに申請を出し、2024年認定校となりました。
本校はさらにSocirty5.0時代に対応した能力を育成していきます。
具体的には情報科の授業では、クラウド前提+閉鎖環境の授業環境を構築し、より実社会に近い経験を中高時代にさせていきたいと考えています。
また、最新のICT機器を活用した学校生活を実現するために機器の整備を行います。
フォージビジョン社のAWS技術支援、ソフトウェア開発などプロフェッショナルな技術、知見を頂きながら、DXハイスクール認定校として、三輪田学園も一層努力していき、生徒への学びに繋げられたらと思います。